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施工不良を最小限に
COLUMN
2024/10/16

2022年戸建て住宅の約9割で構造・断熱の不具合が発覚しているらしいです。


すごい数字だと思いました。

住宅には瑕疵担保保険を取得することが義務付けられています。

この保険には現場の検査が2回あります。

基礎の配筋検査、上棟後の金物検査

配筋検査では、鉄筋のピッチや太さ、かぶり厚さなどなどチェックします。

この基礎の配筋検査での不具合発生率が7割です。(第三者機関も含む)

チェックを受けて施工し直しや修復を行えば基本的に問題はありません。

当然人の手の作業ですから、まったくミスがないとは言い切れません。

大切なのはそれを自社でチェックする能力としっかりと修正できる能力です。

見て見ぬふりが施工不良の数が減らない理由です。

また、検査員も完ぺきではありません。

すべての鉄筋のすべての箇所のかぶり厚さをチェックしているわけではありません。

すべての鉄筋のピッチを確認しているわけではありません。

もちろん見落としもあります。

また、万が一ミスがあったとしてもすぐになにかあるわけでもないのです。

ではなぜ、ここまで取り上げられたかというと、間違いなくSNSです。

YouTubeでは建築を語る人、Instagramでは失敗例などを書く人も多く、

ネットで検索すれば山ほど出てきます。

現場の人間が施主の高リテラシーに追いつかないという現象が起きています。

もちろんネットに出ている情報がすべて正しいわけではないですし、

すべてを鵜呑みにしてはいけませんが、

現場の人間の知識不足は間違いなくあります。

そもそも、建築系の現場監督や営業は離職率も高く数年間しか働いていません。

そんな中で吸収できる知識には限りがあります。

担当の物件数も多く、どこかの駐車場で時間をつぶす人もとっても多い業種です

もちろん、完璧にできる人も少なくありません。

でも実際は現場がうまく回ってない方が多いです。

逆に言うと、現場監督がしっかりしていないと回らない現場にも問題があります。

現場にはたくさんの職人がいますし、職人同士がチェックし合い、不具合のある

箇所を現場監督と相談し、適切に修正する。

これこそが本来あるべき形です。

ですが、これがなかなかできない。

会社は職人であれば誰でもいいという考えで、とにかく職人を集めます。

職人へのこだわりが強い会社はそう多くはありません。

だから、職人も現場では自分のことしかしません。

見て見ぬふりをします。自分には関係ないから。

そういった習慣が約9割もの不具合を引き起こすのです。

とはいえ、昔ながらのプライドの高い棟梁がつくる家がいいということでもありません。

昔は根性論で理論的な家づくりは今の方が理にかなっています。

今、大切なのは理論的に家づくりを考え感情豊かに建てることです。

家づくりは人と人で成り立ちます。

性能がいいからこの会社、デザインがいいからこの会社

では到底いい家は建ちません。

お客様の想いと会社の想いが重なっていい家が建つのです。

だからこそ、会社は妥協を許してはならないのです。

ミスや失敗を受け止め、それに対してどのような対応ができるか。

僕たちは7年前、気密住宅について本気で学び始め、そこから得たものは

気密断熱の知識だけではありません。

これまでの間違った家づくりや間違った慣習が蔓延しているこの業界を知ることができました。

僕たちはいい家をつくるためにまだまだ上にいきます。

まだまだ学びます。









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