日本は今、迷走しています。
住宅ローン減税の引き下げ、省エネ住宅補助金、ウッドショックだけではない値上げ。
建築業界は本当に危機的状況です。
住宅ローン減税が13年になったかと思いきや、縮小の話がでてきました。
コロナに関係なく、縮小の話はもともとあったのですが、なぜ今その議題??
という感じです。
縮小するけど期間は伸ばす?結果的に減税額を減らさない?
ではなんのためにするの??
ニュースでは逆ざやが問題となっていますが、結果的に同じような額に
なるのであればそれを今わざわざ検討するべきなのか??
そこにあわせて省エネ住宅に100万円の補助??
今このタイミングで??
意味不明です。
国は何をしたいのか??
住宅を建てさせたいのか建てさせたくないのか??
今は特に、ウッドショックの影響で我先にと住宅ラッシュで行列に
なっています。価格が上がろうが関係ありません。
13年に延長されたローン減税やグリーンポイント、住まい給付金など
期限付きのものとなっては焦るのも無理はありません。
特にここ最近はエコキュートが入らない、トイレが入らない等々
工事がスムーズに進みません。
安藤建築事務所でも着工前に設備機器を発注しても間に合うかわからないという
状況です。
とにかく、納期回答が来ないのです。
さらに、グリーン化ポイントや低炭素住宅などは第三者機関の認定や承認が必要です。
それらの機関やUA値計算の業務を行っている会社に業務が集中して、
なかなか認定がおりません。
そこに100万円の補助金が加わればさらに混むのは目に見えています。
また、100万円まるまるもらえるのではなく、当然計算費用や申請費用がかかってきます。
そして、僕が最も思うのはUA値の計算なんてしてもなんの意味もないということです。
断熱や気密の知識がないまま、机の上で数字だけの性能を上げても意味がありません。
現場での施工がすべてです。
結果的にコストだけが上がった低性能の家が建ち並びます。
当然適切な施工をしていなければ電気代も節約にはなりません。
18歳未満に10万円の給付もそうなのですが、どういうプロセスで
国を豊かにしようとしているのかのビジョンが全く見えてきません。
日本はここ30年国民の給料が上がっていません。
消費税は7%上がり、物価は1割ほど上がり、電気代も上がり
社会保険料も上がり、退職金は減り、銀行預金の金利は1/1630に減り
なのに所得は上がらない
こんな国は日本だけです。
他の国は物価はもちろん上がっていますが、賃金も併せて上がっています。
韓国はここ20年で賃金が1.4倍にもなっています。
コロナ前にはインバウンド効果がどうだこうだ言っててすごい数の外国人が
日本に入ってきたと国は大喜びでしたが、蓋を開けてみると日本がまわりの
国に比べると物価が安いからという理由もあるようでした。
僕自身、20年前に韓国に行ったときと5年ほど前に韓国に行ったときの
物価の値上がりに驚きました。
このままいけば日本は貧困家庭ばかりの国になってしまいます。
30年前から比べると家の価格もものすごく上がっています。
当然性能の向上による値上がりもありますが、
2500万円の家だと消費税だけで175万円も上がっているのです。
ウッドショックや資材の高騰で昨年から比べても数百万円の値上げです。
これまでは数%のずつの値上げだったのが、今では急に数十%の値上げです。
ここまでくると日本で生活をしない方が良いという選択肢になっても仕方がありません。
我が家でも、4人の子供が限界です。
昔のように7、8人兄弟という家庭は非現実的です。
金銭的にも、環境的にも100%少子化は止められません。
とりあえず、ウッドショックによる値上げを考慮して、
数年間住宅の消費税を0にしてもらいたいです。
看護師は月4000円、保育士・介護士は月9000円の賃金アップが
発表されました。
意味ありますか???
月4000円アップでなにをすればよいのでしょうか??
議員は1日働いただけで給料とは別に100万円ですよ??
これをおかしいとして、日割り計算にと議論していますが、
いやいやそこじゃない!!!
領収書もないのに100万円という額が出るのがそもそもおかしいです。
日本がもし会社だったならありえません。
議員所得削減、定数削減、その他もろもろ無駄な経費だらけです。
無免許当て逃げ議員が都議会を数か月休んでいても都政はなんの問題もなく
まわっていたんだからそもそもその枠はいりません。
現在、大きな会社がどんどんリストラや自主退社を進めています。
なのに国はまだ国民から搾り取ることを考えています。
2022年建築はどうなるのでしょうか。
とにかく何をするにも早く決断していただきたい。
省エネ住宅補助金の100万円がぎりぎりもらえる人ともらえない人もでてきます。
今着工しても大丈夫なのか、低炭素住宅のように認定をとらなければ着工ができないというような決まりがあるのか、
建てるお客様としては今どのような動きをすればいいかが全く分からない状況だと思います。
建築業界だけではありません。すべてです。
なにか明るいニュースがないことには日本はいよいよ終わります。
僕たちは僕たちができることをコツコツとやります。
来年小さな家展を開催しようと思っています。
まだまだ妄想の範囲ですが、目指すはすべての人に良い家をです。