僕はプランを描くときに必ず、要素ごとにいくつかの使い方ができないかを検討してプランを描きます。
例えば、子供室には基本的に収納はつけません。
なぜかというと、子供はいずれ家を出ます。
家を出た後子供室は物置になり使われなくなることが多いです。
そうなった場合、子供室に収納があった場合、
納戸in納戸となってしまい、より使用しない部屋となってしまいます。
でも、ファミリークロークとしてホールに配置してあげれば、これは防げます。
また、もしも予期せぬ3人目、あるいは4人目のお子さんができてしまった場合
一時的にファミリークロークを子供室として利用することも可能です。
こういったことも踏まえてプランを描くことで5年後10年後15年後20年後と
可能性のありそうなことを潰していきます。
そういった要素を家の中でいくつも作っていくとかなりフレキシブルな家づくりができるようになります。
しかし、我が家では予期せぬフレキシブルが発生しました。
なんと、我が家の自慢の階段でおままごとを始めたのです。
階段は2階に上がるためのものですが、早くも二つ目の要素が追加されました。
つい先日、息子たちが会談で勉強を始めました。
別に何も言ってないし、娘たちが階段で遊ぶことも知らない二人が突然階段で勉強し出したのです。
2階に用事があって登ろうとするとちゃんと避けます。
これで階段という要素に三つ目の機能がつきました。
そして極めつけが洗濯物置き場です。
新築してから早々に階段が洗濯物置き場になりました。
我が家は水回りが2階なので、ここがちょうどよい場所になります。
これで四つ目です。
我が家の階段はLDKから見える位置でストリップにしただけで、
上る・遊ぶ・勉強する・物を置くの4通りの使い方ができます。
こんなことを考えるだけで家づくりはぐっと楽しくなります。
物事の本質を見極め、最高の家づくりを目指します。