建材、資材の値上げが止まりません。

材木はほぼ落ち着きましたが、コロナ前の値段には絶対に戻らないそうです。

住宅設備についてはもはやどのメーカーが何回値上げをしたかもわからないくらいです。

そして、夏にかけてまた値上げのメーカーもあります。

コロナ、ロシアウクライナ問題、円安、値上げの要素が様々あるなか、

日本人の所得と家づくりの価格の乖離が進んでいます。

石川県においては、新幹線が開通してから地価も右肩上がりで、

現在高止まりの状態です。

通常は需要と供給のバランスで価格が変動します。

ですが、今回は違います。

物の値段自体が上がることは悪いことではありません。

その物の値段の中には当然人件費が入っており、

正しく分配されれば所得は上がっていくからです。

所得が上がれば物の値段が上がっても変わらず購入できるからです。

残念ながらここがうまくいってません。

物価は値上げを継続していますが、所得は上がりません。

所得が上がらなければ景気は停滞を続けます。

これをスタグフレーションといいます。

物価が上がることで、日本の大手のトップ企業は

過去最大の利益を叩き出しています。

大手では賃上げの動きがみられますが、大手の社員だけではまわりません。

日本の99.7％は中小企業です。

そこが変わらない限り日本の成長はあり得ません。

少し前にニュースで、中小企業のインタビューが流れてました。

そこでは、下請け会社の社長さんが給料を上げたい気持ちは山々ですと話していました。

ですが、実際に給料を上げるためには利益を上げる必要があるので、

元請けに高い見積もりを出す必要があります。

でも、そうすると他社との相見積もりに負けて、仕事が取れなくなると。

社長としては八方塞がりです。独自性を出して、商品に付加価値をつける

という手段ももちろんあると思います。

ですが、そもそも変化のつけにくいものだった場合、社員のためにしたことで

会社が倒産する危険性もあります。

コストありきの仕事でどんどん日本が衰退しています。

これは日本国内の問題のみならず、世界の中でもなのです。

日本は安全で、きれいで、トイレが無料で使えて、ご飯も早くて安くて上手い。

日本は間違いなく世界の中でトップクラスの国力をもっています。

海外から観光客はどんどん入ってくるのに

日本人はどんどん貧しくなっています。

住宅を持つことさえままならない時代です。

一方で日本人の現金預金は1000兆円を超えます。

日本にお金がないわけではないのです。

平均すると一人当たり800万円以上もの現金があることになります。

もちろん大きな偏りがあり、少数のたくさん持っている人と

大勢の全然持っていない人で分かれます。

この現金が世の中でどんどん使われだすと当然景気が良くなります。

理屈は簡単です。

でも、それを邪魔するのが税金なのです。

日本の成長を邪魔しているのは、間違いなく消費税です。

稼ぐと取られるのは所得税、使うと取られるのが消費税

というのが一般的な認識ではないでしょうか？

実はそれだけではないのです。

消費税は使う以外でも取られるのです。

仕事で使うガソリンにも税金が当然かかっていますが、

これは消費のための消費税ではなく、稼ぐためにかかっています。

人件費にも消費税がかかります。

法人で決算をするときに、赤字申告だったとしても、消費税はしっかりと

徴収されます。

ということは消費税がなくなれば当然分配をすれば所得は増えます。

消費税自体が悪いとは思っていません。

ですが、その不透明さがこんな世の中にしたのです。

消費税というなんとなく買ったときにだけかかる税というイメージがおかしいのです。

商売をするときに消費税から逃げることはできません。

個人で考えると、使うときと働いているときどちらにも消費税を払っています。

これからインボイスが始まるとどうなるでしょうか？？

消費税という名の値上げはいついかなる時も僕たちに降りかかってきます。

またいつものようにとっちらかった文章になってしまいました。

今僕たちにできることは、家づくりに真摯に向き合い、

本当に良い家づくりをすることです。

まだまだ精進します。

最近 sohei_ando　という名前でインスタも始めました。

遅すぎるデビューですが、数日前からリールという機能も覚えたので

家のことや子供たち、キャンプなどをあげていってるので、もし

お暇があればフォローよろしくお願いいたします。