仕事をしていると、ものすごい量の営業電話がかかってきます。
昔と比べると、営業電話もどんどん変わっていきます。
営業電話なのか、詐欺なのか区別もつきません。
最近多いものは、SEO対策、SNSの代行、M&Aに取材と偽った営業などなど
数多くあります。
一番変わったのは電話番号です。面白いくらいに電話番号が変わっていきます。
それも数年ごとにです。
昔は会社からの直電でしたが、
050から始まるものや、070、0800と様々な番号にかわり、
最近圧倒的に多いものが、普通の携帯電話の番号です。
明らかに怪しい番号と思われると出ない人が多いので、
きっと個人からの電話と思わせるために普通の番号にしているのだと思います。
本当に恐ろしい世の中です。
そして、一番強く思うのが、
SEOや集客、SNS代行の営業ツールを販売や運営している会社がなぜわざわざ
電話するのかということです。
SNSの集客のプロならばSNSで集客すればいいのにと思います。
なぜ効率の悪い一軒一軒に電話をかけるという愚策に走るのか・・・
本末転倒ですね。
今時、僕ら建築会社でもお客様に営業電話なんてしません。
そんな電話がかかってきたら詐欺かなって思います。
自分がお客さんだったら急にそんな電話がかかってきて、じゃあお願いしますっていうとでも思っているのかなとも思います。
きっとかけている本人もそう思いながらかけているんだと思います。
だってそれが業務だから。
だいたいそんな電話がかかってきたらうしろがうるさいんです。
後ろの人も同じ電話をかけているからでしょう。
きっと一日に電話をかけるノルマがあって、ひたすらかけるんでしょう。
世の中需要と供給です。
欲しい人がいて、作る人がいるから成り立つのです。
僕らの仕事も同じです。僕たちの作る家、キャンプ場、クレープ屋さん
がお客様に求められていなければたちまち回らなくなります。
どんなにいいものをつくっていても、それをどんなに力説されても
お客様がいらないものだったら絶対に買いません。
そんなことを僕は常々自問自答しています。
こうなったらもっといいな、こんなものがあったらもっと楽しくなるな
というようなことを考えながら毎日を過ごしていますが、
そんな毎日毎日ハッピーで過ごせるわけでもありません。
毎日毎日頭を抱えながら、悩みながら進んでいます。
最近は特に建築費や土地の価格が悩みの種です。
お客様との最初の面談の時に、家って本当にいりますか?
なんて話もしてしまうくらいです。
それぐらい、生活を圧迫する可能性のあるものだと思っています。
先日設備メーカーさんとも話をしたときに、
メーカーはどんどん値上げしてってますが、それによってお客さんが
建てられなくなって、物が売れなくなったらどーなりますか?
と聞いたときに、でも値段は下がりませんと言ってました。
そりゃそーですよね。
ここまでくると、所得を上げる以外に方法はないんです。
そもそも日本の物はもともと安いんです。
それをさらに安くするということは、またもとに戻って
人件費が安くなるということなのです。
だからこそ所得の倍増しかないんです。
所得倍増したら、こんな営業電話や詐欺なんかも減ると思います。
2022年国の税収は過去最高を記録しました。70兆円です。
もう、様々な学者さんやエコノミスト、有識者の方々が口をそろえて
消費税を廃止すれば景気はよくなる。って言ってますよね。
そして、コロナになって100か国ほど減税してますよね??
その国のデータを集めて、どのように景気が改善したかを見ればわかりますよね?
そのデータをもとに日本はやったほうが良いかどうかを考えればすむだけの話
なのに、絶対にしません。
財務省は増税すると、その中心人物が出世するそうです。
そもそも税金の適切な使われ方は税金を納めることで生活が豊かになるためでは
ないのでしょうか?
様々な税で僕たちの生活は圧迫されつづけ、気づけば日本の10代~30代の
死因の第一位は自死です。
若者が死にたくなるような国が日本なのです。
僕はそんな国にした大人を許しません。
バブルで狂喜乱舞し、自分たちのためだけに日本を蝕んできた大人を許しません。
こどものため、未来のため、そして安藤建築事務所に関わっていただける
お客様の生活のために僕たちができることをしたいです。
いつものように話がずれすぎましたが、営業電話を受けるたびに
そんな思いが脳の中を駆け巡ります。
安心安全な国日本はそろそろ限界にきていると思います。
だからこそ、僕たちにはまだできることがあると思っています。