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我が家の失敗 寝室編
COLUMN
2024/11/21

僕の家は今年で7年目になります。

26歳。僕が家を建てた年齢です。当時子供は二人。

長男1歳、次男が建築中に生まれました。

26歳の僕は、一言でいえば調子に乗っていました。

こんな仕事をしているので、大きな家、かっこいい家、性能の高い家。

すべてを手に入れようと思っていました。

祖父母の土地で建てることとなり、実際にかかるのは建物費用だけという好待遇でした。

会社用の倉庫が必要だったのと、とにかく変わった間取りを描きたいと思い、総工費3600万円かけました。

大手メーカーさんや高級住宅メーカーから比べると大したことない金額ですが、

当時の僕にとっては大豪邸の予算でした。

今だったら絶対にそんなにかけません。

そんな我が家に夫婦2人と子供が4人の計6人で暮らしています。

家の間取り自体は7年目でも何不自由なく、最高の間取りです。

いくつかを除けば・・・・

今回はそのいくつかある失敗を書きたいと思います。

今日は寝室について。

我が家の寝室は8畳です。

一般的な住宅では全く問題のない当たり前の8畳です。

しかし、今の僕はお客様のお宅で8畳の広さの寝室を描くことはまずありません。

8畳は寝るだけの部屋にしては広すぎます。

こちらは我が家の寝室まわりの図面です。

2階に水回りがあり、ホールがサンルームになっていてその奥に寝室があります。

現在寝室にはクイーンサイズのベッドとシングルサイズのベッドを並べて置いてあります。

見ての通り、ベッドの下部分にかなりスペースがあるので、現在は本棚とBOX、スーツケースが3つ並べられています。

寝室には寝るときと服をとりにいく以外ほとんど入りません。

あとは妻がベランダに服を干しに行くときぐらいです。

この8畳は本当に無駄だったと思います。

そしてもう一つ大きな問題があります。

最近ではご要望がない限りこのような描き方はしていません。

一見当たり前にあるウォークインクローゼットですが、寝室を通らないと行けないということの不便さです。

服を取りに行くときも、下着を取りに行くときも必ず寝室を通ります。

よくあるのが、風呂に入ってから服を取りに行くときに、子供を寝室で寝かしつけた後だった場合、そろりそろりと入って真っ暗の中服を探さなければなりません。

これは大失敗です。

我が家での正解はホールのサンルームスペースから入れるようにすることでした。

実際僕らのルーティーンは寝室で目覚めて、まずは一階にトイレに行きます。そして、朝ごはんの準備をして、2階に着替えに行きます。

この時、寝室とウォークインが繋がっているメリットは全くありません。

朝寝室で目覚めてウォークインに直行する方ならまだ良いですが、うちの場合はすべてこの導線が無駄になります。

ホールに面して開口していれば、干したものを片付けるのも楽ですし、寝室に干渉しないメリットもあります。

そして、クローゼットが夫婦だけのものにならないメリットもあります。

みんなが共有できるファミリークロークになります。

一見当たり前のような間取りでも、実際に使うと全然違った見え方をします。

寝室は6畳あれば十分です。

もっというと寝るだけであれば4.5畳でもダブルベッドとシングルベッドを並べられる広さがあります。

その空いた分を削るもよし、別の部分に還元するもよし。

まんべんなく当たり前の部屋を並べるよりも、部分ごとにメリハリをつけることでもっともっと自由なプランになります。

広いところとあえて狭くするところを作ることで、よりフレキシブルに使えるようになります。

若かりし頃の図面ですが、間取りは最高です。

毎日が楽しいし、毎日カッケーと思いながら生活しています。

理詰めで家づくりをしても全く楽しい生活は生まれません。

本当に大切なのは感情に訴えかけるような間取りです。

その辺もっともっと勉強してアップデートしていきます!!

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