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空間を3坪分広く使う方法
COLUMN
2025/09/14

コンパクトな家づくりを考えていると、時に「矛盾」に気づくことがあります。
お客様からもよくいただくご要望のひとつが、「生活の機能はすべて1階で完結させ、2階には子供室だけを置きたい」 というプランです。

一見すると合理的に思えますが、実はコストや効率の面では少し不利になることがあります。


階段が生む“見えないコスト”

子供室だけを2階に配置する場合、必ず階段が必要になります。

  • 階段はまわり階段で約1坪。
  • 上がった先の2階にも同じく1坪。
  • さらに子供室の前にはホールが必要で、2部屋なら1〜1.5坪程度。

つまり、階段とホールだけで 合計3〜3.5坪 の面積が必要になります。
階段下を収納に活用しても、実質3坪前後は“ロス”として残るのです。


25坪の平屋と28坪の二階建て

たとえば延床28坪の二階建てと、25坪の平屋を比べるとどうでしょう。
数字上は3坪の差があっても、実際に使える広さはほとんど同じ。
しかも建築コストは、28坪の二階建てより25坪の平屋の方が安くなる ケースが多いのです。

もちろん平屋は動線が長くなりがちなので、間取りの工夫は欠かせません。
ですが、「一部だけ二階を設ければコストダウンになる」と考えると、逆にコスト増につながることもあるのです。


平屋に近づける工夫

私が一部二階を計画する場合は、単に階段を設けるのではなく、勾配天井に合わせて階段を組み込み、なるべく平屋に近い形 にしています。

そして、もし迷っている方には「思い切ってその3坪を削減し、平屋プランを選ぶ」という選択肢も提案しています。

実際に安藤建築事務所でも、20坪の平屋が完成し、現在は23坪の平屋を建築中です。
広さの感覚をそのままに、延床面積だけを削ることは十分に可能です。


20坪台平屋の可能性

小さな平屋の家づくりには、まだまだ大きな可能性があります。
数字だけにとらわれず、「本当に広く使える住まい」 を考えることが、賢い家づくりにつながるのです。

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