2023年度注文住宅の平均建築費は4566万円。
土地を含めると6681万円前年度比でみると311万円アップのようです。
この価格は全国平均ですので、地域によって差があります。
金沢でもここまではいかないと思いますが、価格が上がり続けているのは事実です。
30年間不況のこの日本で、実質賃金が下がり続けるこの日本で
まだこんなバカみたいな家づくりをすることが正しいのでしょうか?
6700万円を40年で2年固定0.35%の金利の場合でも
返済額は月15万円になります。
今の日本の家づくりを続けるのであれば私は反対です。
日本の住宅は買った瞬間から目減りします。残債がある場合は
ほぼどのタイミングで売っても赤字になるのが今の日本の家です。
最近ご相談に来られるお客様も家を建てるべきなのか、
このままアパート暮らしを続けるのが良いのかと悩まれる方がほとんどです。
本当は家なんてないほうが経済的です。
会社にもよりますが、家賃補助がでたり
基本的にアパートのものは大家さんが修繕してくれるので
エコキュートの交換や、外壁、屋根などの修繕も
住人がお金を出して工事をすることはありません。
家づくりをすると、当然メンテナンスコストがかかります。
でも、今の日本の家づくりをしてしまうとみんなメンテナンスを
しないのです。答えは単純です。
頻繁に工事が必要なうえ、そこそこお金がかかるから。
もうこんな家づくりはやめませんか?
築20年以上の中古住宅のリノベーションのご相談を受けることもありますが、
残念ながら、そんなに簡単にはいきません。
内装や断熱に力を入れたいとなっても、外壁や屋根の種類によっては
即張替えが必要なものもあります。
そうなっていくと結局全部交換する必要がでてきて、結果建てた方が安いとなります。
これはお客様のせいではないのです。
すぐ交換の必要なものを施工した会社が悪いのです。
イニシャルコストが高くなっていることに加え、ランニングコストもメンテナンスコストも
軒並み上がっています。
こんな時に家を建てる必要がありますか?
もしあるとするならば私は高品質で高性能な小さな家を建築します。
という想いで家づくりをしています。
小さな家であれば素材や性能にこだわってもイニシャルコストを抑えることができます。
素材にこだわることができれば高耐久素材を使用できるので、
メンテナンスコストを下げることができます。
性能にこだわることができればランニングコストを抑えることもできます。
所得を上げることももちろん大切ですが、物事の本質を見極め
出費を最小限に抑えることも大切だと思っています。
日本を苦しめ続けてきた政治も同じです。
散々裏切り続けてきたのに、まだのうのうと日本にトップにいる自民党
家づくりも同じだと思います。
有名だから正解ではありません。大きな会社だから正しいということもありません。
大多数が使っている素材だから安心ということもありません。
自分たちのことは自分で守らなければなりません。
そのために、自分たちの意思で選択して決断しましょう。
私たちはそのお手伝いができるように、日々精進します。
お客様が損をしないようにリンクに安藤建築事務所のこだわりをまとめてあります。