しばらく時間が空いてしまいました。
今日は高気密高断熱住宅と薪ストーブのその3のお話について書きたいと思います。
前の記事については#薪ストーブからどうぞ。
前回は薪ストーブの外気導入について書きましたが、簡単にまとめると高気密高断熱住宅でなおかつ第一種換気の場合は特に外気導入が大切というお話でした。
今日は実際に、高気密高断熱住宅でのメリットやデメリットについて書きたいと思います。
メリット
薪ストーブの場合、吹き抜けのある空間に設置されることが多いですが、スカスカな家では常に足元に冷気が溜まるので、シーリングファンをフル稼働しても2階が暑く、1階が寒くなりやすいですが、高気密高断熱の場合は、その温度差がほぼないので、シーリングファンで温度を均一に保ちやすくなる。
通常の住宅よりも薪の消費量がはるかに少ない。
つまり、環境に対しての効果はさらに大きい。
デメリット
室内が暑くなりすぎる。
つまり、薪をどんどん入れる楽しみが少なくなる。
小型のストーブじゃないと燃費が悪くなる。
外気を直接ストーブに入れるので、単体の燃費は悪くなる。
などが考えられます。
安藤建築事務所の家ではUA値0.4を下回ってくるので、エアコン1台つけっぱなしの方がお得になります。
したがって、お客様には薪ストーブの楽しみは半減しますとこれまでお話をしてきました。
薪ストーブを使用するときは暑くなりすぎるので前日から暖房を消して、翌朝焚いてくださいとお話をしています。
それも踏まえておすすめはしていませんとお話をしていましたが、よくよく考えれば、冬場はエアコンを一切使用しないとすればとろとろ薪ストーブを焚く生活ができれば心地よい薪ストーブライフが送れると思います。
なによりも、薪ストーブの魅力は火を見る心地よさとインテリア性、つまりはそんな理詰めのメリット・デメリットなんて薪ストーブの魅力からすると小さな不都合なのかもしれません。
ということも最近あらためて考えるようになりました。
子供たちの未来のためにもあらためて、薪ストーブの良さを伝えていけたらいいなと再認識いたしました。
安藤家でも薪ストーブをちょこちょこ焚き始めていますので、またアップいたします。