家づくりにおいて、何が一番大切か。
人それぞれ違いますが
「カッコいい家」、「おしゃれな家」、「暖かい家」
などなどあると思います。
しかし
カッコいい家なら幸せですか?
おしゃれな家なら幸せですか?
暖かい家なら幸せですか?
これらの要素は幸せに暮らすための手段でしかありません。
そして、僕が掲げる家づくりは楽しい暮らしができる家です。
楽しく暮らすためには、おしゃれな方がいいしカッコいいほうがいいし、暖かい方が良いです。
だから、カッコいいだけでも、暖かいだけでもダメなのです。
あくまで、目的は楽しいかどうかです。
薪ストーブは暖かくて、おしゃれで、なおかつカッコいいです。
そしてなにより、楽しいんです。薪をくべるのも火を見るのも。
リビングのストリップ階段も、おしゃれでカッコよくて、暖かい家じゃないとできません。
そして、子供たちは楽しそうにストリップ階段を活用します。
自分たちの幸せな家には何が必要か、暖かくなくても幸せな暮らしができる方もいると思います。デザイン性がなくても幸せに暮らせるかもしれません。
だからこそ、幸せな暮らしとはなにかを考えて家づくりをする必要があると思います。
取捨選択です。
僕は幸せのためには暖かさとデザイン性どちらも大切だと思っているので、素材へのこだわりも捨てません。
でも、それはかっこいい家が作りたいわけでもなく、
暖かい家が作りたいわけでもありません。
でも、幸せな暮らしにはどちらも必要だと考えているだけです。
暖かい家に憑りつかれてしまうと、幸せのベクトルを見失い、暖かさしか求めなくなります。
だからこそ、自分たちが創りたい家の本質を考えることが大切なのです。
寒い空間で薪ストーブを囲むおしゃれな家。
これも答えの一つです。断熱性が低いとどんどん薪をくべないと寒くなります。
逆にどんどん薪をくべられます。寒いけど薪の暖かさをダイレクトに感じられるおしゃれな空間。これが取捨選択です。
当然、どちらも手に入れようとすると高額になるので、プランを工夫して、リビングの広さを確保しながら無駄を省き、コンパクトにして予算に合わせていきます。
自分たちにとって本当に良い家づくりを目指しましょう。