金沢市の閑静な住宅街に建つ、延床25坪+ロフトの超高気密・高断熱の2階建て住宅。
敷地は準防火地域内の35坪という限られた条件の中で、明るさと開放感を最大限に引き出した「2階リビングの家」です。
住宅が密集する環境のため、1階では十分な採光が得られません。
そこで2階をLDKとし、さらにトップライト(天窓)を採用することで、日中でも光があふれる開放的なリビング空間を実現しました。
リビングの一部にはスリット状の格子床を設け、1階の玄関へと自然光を落とすと同時に、上下階の空気の流れも確保。
コンパクトな家ながら、光と風がめぐる立体的な設計が暮らしを支えます。
繋がりと落ち着きが共存する、リビング横の書斎。
玄関クロークの高さを抑え、その上にあたるリビング横の書斎スペースの床を一段下げて設計。
空間のつながりを保ちつつも、視線のレベルを変えることで、包まれるような落ち着きと集中しやすさを両立しました。
さらに書斎の上部にはロフトを設置。
リビングからの視線が斜めに抜けることで空間に広がりが生まれ、ロフト自体も収納や趣味の場として活用できる多目的な予備空間になっています。
素材の魅力を活かした、メリハリのある空間構成。
柱や梁を現しとすることで、木の質感や構造の力強さが感じられるインテリアに。
吹き抜けのある2階リビングに、空間のリズムと個性を与えています。
性能面でも妥協なし。
準防火地域でありながら付加断熱なしでUA値0.4を実現。
高断熱・高気密により、快適性と省エネ性を高いレベルで両立しています。
この家は、「限られた敷地と周辺環境の中で、どう暮らしの質を高めるか」を真剣に考え抜いて生まれた住まいです。
コンパクトながら、光・風・高さ・素材が調和した、密度の高い空間設計となっています。
UA値 0.40
C値 中間 0.1(0.06)