WORKS
建築作品

アールがつなぐ、内と外の美しい調和
閑静な住宅街に佇むこの住まいは、曲線(アール)をテーマに設計された特徴的な住宅です。広々とした敷地を活かし、正面はあえて閉じることでプライバシーを確保し、視線は裏庭へと導く設計としました。

設計の起点となったのは、ダイニングに置かれる予定だった丸テーブル。その形状に合わせ、内外を緩やかにつなぐアールの壁を配し、空間全体に一体感と柔らかさをもたらしました。

アール壁の素材にはこだわり、外部には耐久性に優れたウエスタンレッドシダーを、内部には吸音効果のあるホワイトファーパネルを採用し、機能性と美しさを両立。

ウォールナットの床とアンティークレンガの壁がクラシカルな雰囲気を醸し出しながら、モダンな要素と絶妙に調和し、時を経ても色あせない、普遍的なデザインの住まいとなりました。

アールの家
DATA
所在地
金沢市
構造
木造・2階建て
延べ床面積(ポーチ・駐輪含む)
125.72㎡  38坪
床材
ウォールナット
竣工
2019年
PICKUP POINT
POINT 01
空間を緩やかにつなぐアールの壁
内外共に見えるアールの壁は印象的な見た目だけではない。アールの先は玄関につながるが、リビングやキッチンの目線を遮りながら緩やかに空間を繋げる効果がある。
POINT 02
アンティークレンガ
アンティークレンガが空間のアクセントになり、重厚な雰囲気を演出する。長い歳月をかけ、さらに深みを増す素材は普遍的な美しさになる。
ANOTHER WORKS
廊下のある家
icon_arrow
木が映える家
icon_arrow
猫と暮らす家
icon_arrow