金沢市の閑静な住宅街に建つ、延床18坪の超高気密・高断熱住宅。
敷地面積28.72坪というコンパクトな敷地に、ゆったりと車が2台並列駐車できる配置計画を実現しました。
建物は10寸勾配のカネ勾配屋根を採用。
その屋根の角度を活かし、左右に吹き抜けを設けることで上下に光を通し、狭小地でも明るさを確保できるよう工夫されています。
“究極のワンルーム”という設計思想。
延床18坪という限られた面積ながら、LDKは17畳を確保。
間仕切りを極力減らしたワンルーム構成により、実面積以上の広がりと一体感が感じられる空間となっています。
キッチンにはウォールナットの無垢板を使用したカウンターを設置。
無機質になりがちな空間に、木の温もりと重厚感を加えるアクセントとなっています。
さらに、正面奥の壁にはレッドシダーを吹き抜け越しに2階まで張り上げ、
縦方向へのつながりと視覚的な伸びを強調。
空間全体を包み込むような統一感とダイナミズムを演出しています。
小さな敷地でこそ活きる設計力と素材の力。
コンパクトでありながら、明るく、広がりを感じる、上質な一邸です。
UA値 0.35
C値 中間 0.1