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気密は建築会社の意識次第です
COLUMN
2024/12/03

今日は気密住宅の失敗しない選び方について書こうと思います。

以前、本当に暖かい家を建てるための建築会社の見分け方について

書きましたが、今回は気密に対する意識が低い会社でもわりと

安全な会社の見分け方を書きたいと思います。

前回書いた本当に暖かい気密住宅の見極め方はこちら

省エネ性能 気密・C値 その1 | 安藤建築事務所 | 石川県金沢市 | 設計から施工まで一貫体制の建築事務所 (h-imagine.net)

省エネ性能 気密・C値 その2 | 安藤建築事務所 | 石川県金沢市 | 設計から施工まで一貫体制の建築事務所 (h-imagine.net)

好きなデザインの会社やご自身たちが共感できる会社が

もし、気密に対してあまり知識の無い場合、

当然暖かさに対して、不安を持つことがあるかと思います。

そんな時に、断熱の仕様を聞くだけである程度の概算のC値を

推測することができます。

今回は断熱3パターンでご紹介いたします。

まずは、袋入りのグラスウールを使用している場合。

残念ながらアウトです。C値は2㎝にも満たないレベルとなります。

パネル工法(プレウォール工法)の場合

C値0.5~0.8 ただし、ちゃんと業者さんの言うとおりに施工していること

また、雨の日にテープ張りをしていないことが条件となります。

最後に、ウレタン吹付の場合

C値1.5程度

この数値はあくまで、気密に興味の無い会社が施工した場合のC値です。

安全を求めるのであればプレウォール工法をおすすめします。

なぜ、プレウォール工法はそれだけ安定しているかと言いますと、

業者さんがちゃんと建築会社に教えてくれるからです。

グラスウールの場合は、物を買って建築会社の職人が施工を

するため、どこを気をつけるかということが全く分かりません。

以前、グラスウールのメーカーさんの施工要領のセミナーが

あり、職人さんっぽい方が結構おられましたが、

ほとんどの方が寝ていました。これが現実です。

ウレタン吹付の場合も、吹付屋さんは気密の専門家ではありません。

なので、吹き付けたあとに、隙間があるところはわかりません。

唯一プレウォール工法だけは、ウッドリンクさんが直に教えているはずです。

上棟時に外部まわりのテープ貼りや、天井断熱のテープ貼り程度ですが、

これだけでもある程度の気密は担保できるということです。

何度も書きますが、これはあくまで気密に対して意識しない会社の事ですので、

その他の、配管まわりや配線まわり、床の気密などなどの漏気も

ある程度含みます。

ですが、迷ったときにはプレウォール工法を選んでおけば

最悪の事態は免れるということです。

たまに、吹付断熱は隙間がなくなるのでC値がいいですという会社も

ありますが、残念ながら知識が乏しい場合は、C値はとれません。

また、あくまで、C値のみについてですので、

UA値は全く今回の記事には関係がありませんのでお気をつけください。

気密屋さんの曰く、体感で気密がわかるのがC値1程度らしいです。

そのぐらいのレベルになるとたまにクレームがあるようです。

逆に0.5以下を維持していれば、体感ではわからないレベルだそうです。

当然、新築後の経年劣化も踏まえて考える必要があります。

この記事だけみるとプレウォール工法の宣伝をしている

ように感じるかもしれませんが、

安藤建築事務所ではプレウォールは採用していません。

あくまで、参考程度のC値になりますが、

ある程度の数値がわかればと思い今回このような記事を書きました。

今回は気密業者さんにお話を聞いてこのような記事を書きましたが、

少しづつ知識を蓄積して、安全で暖かい家づくりが

増えれば良いなと思います。



プレウォール工法について

プレウォール工法|耐震性、省エネ、耐久性をかなえるワンランク上の快適さへ。高品質軸組パネル「プレウォール」 (prewall.jp)

気密シート張り

安藤建築事務所ではグラスウール×気密シート張りです。

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