かほく市の閑静な住宅街に建つ、延床19坪の超高気密・高断熱な平屋住宅。
小さく建てて、大きく暮らす。趣味と暮らしが心地よく重なる、シンプルで豊かな住まいです。
この家は、釣りとカヤックを楽しむご主人の「使える土間がほしい」という声から設計が始まりました。
玄関からそのままリビングの一部までつながる土間スペースは、釣り道具の手入れやカヤック用品の収納はもちろん、
ときには腰掛けてギアの整理をしたり、子どもと外遊びの延長を楽しんだりと、趣味と日常をつなぐ場所になっています。
徹底的に削ぎ落とした、シンプルな設計。
この家には「無駄」がありません。構成も素材も装飾も最小限に抑え、
必要な機能だけを丁寧に選び取った、ミニマルで潔い空間です。
床や造作には自然素材を取り入れ、優しい手触りと穏やかな色合いで統一。
サイズ以上にゆとりを感じられる、静かで整った暮らしがここにあります。
屋上がもうひとつのリビングに。
さらにこの家には、プライベートに使える屋上テラスを設置。
アウトドアチェアを広げて空を眺めたり、天気の良い日は家族でランチをしたり、
夏の夜にはベランピングや天体観測を楽しんだり――
外からの視線を気にせず、思い思いの時間を過ごせるもう一つの暮らしの場です。
平屋で完結する生活のしやすさと、趣味を楽しむ余白。
そして、何も足さないシンプルさが、暮らしをより豊かにしてくれる。
小さな面積だからこそ生まれた密度の高い設計と、遊び心のある外部空間。
「好きなこと」と「心地よさ」が自然につながる、そんな住まいが完成しました。
UA値 0.39
C値 中間 0.2(0.16)