公園を望む、異素材のコアを持つ住まい
住宅街の公園の目の前に建てられたこの住まいは、開放感ある立地を活かしながら、暮らしやすさとプライバシーを両立させる工夫が随所に施されています。
1階はコアプランを採用し、水回りを建物の中心に集約。その周囲を取り囲むように、洗面、サンルーム、パントリーを外周部に配置し、回遊性のある快適な生活動線を実現しました。
中心のコアには、アンティークレンガを使用。異素材がアクセントとなり、ワンルーム空間の中に独立した“箱”としての存在感を放っています。
このコアの中には、浴室・トイレ・シューズクロークが機能的に隠されており、外からの視線を遮りながら、空間にリズムを与える構成としています。
サンルームや脱衣スペースは扉を設けず、リビングと緩やかにつながる設計ですが、コアの角度を巧みにずらすことで視線をカット。開放感とプライバシーの絶妙なバランスを保ちました。
素材・配置・動線が織りなす、暮らしの質を高める一体感と遊び心のある住宅です。