金沢市の閑静な住宅街に建つ、延床30坪の超高気密・高断熱住宅。
コンパクトでありながら、奥行きと開放感、そして上質な素材感に満ちた住まいです。
玄関から洗面、トイレ、パントリーへと回遊するようにつながる動線を確保することで、
限られた面積の中に奥行き感とプライバシーを両立。
暮らしやすさと居心地のよさを高い次元で実現しています。
素材がつくる、空間の品と表情。
床にはチーク材を、リビングの壁面にはレッドシダーのアートパネルを使用し、
あたたかみのある中にも程よいコントラストが効いた、品のあるモダン空間に仕上げました。
キッチンにはステンレス素材を採用し、無機質の中に木の有機的な要素を重ねることで、
冷たさではなく、洗練された温もりを感じられる空間に。
無機と有機が調和する、現代的で落ち着いたデザインが広がります。
機能性と余白を両立する設計。
階段下には収納とカウンターを一体化させたスペースを設け、
子どもの成長や暮らしの変化に応じて、学習・趣味・作業など多用途に使える余白を用意しました。
また、階段と吹き抜けを一体化させることで、掃き出し窓がなくても、
十分な採光と空間の抜け感を確保。
自然光が家の奥まで届き、どこにいても心地よさを感じられます。
角度の違いが生む、さりげない奥行き。
リビングとキッチンは、あえて微妙に角度をずらして配置。
空間に視線の変化と奥行きが生まれ、広さ以上の開放感を感じられるよう工夫されています。
機能と美しさ、素材の豊かさを兼ね備えた、
暮らしの中に静かな贅沢をもたらす住まいです。
UA値 0.37
C値 中間 0.0(0.049)