能美市の閑静な住宅街に建つ、延床34.5坪の超高気密・高断熱住宅。
立体的な空間構成と自然素材が生み出す、開放感と落ち着きを兼ね備えた住まいです。
広々とした敷地の奥には、深い軒を持つ庇を設け、光と風、そして暮らしに“余白”を与える外部空間を配置。
外壁にはオールレッドシダー張りを採用し、素材の温もりとともに高いプライバシー性と落ち着きのある佇まいを実現しました。
スキップフロアと勾配天井がつくる、奥行きある空間。
内部はスキップフロアと勾配天井によって構成され、
平面的な広がりだけでなく、縦方向にも抜け感と奥行きを感じられる立体的な空間に。
スキップフロアがリビングとダイニングをつなぐ役割を果たし、
ひとつながりの空間に自然なメリハリと居場所の違いを生み出しています。
視線が自然と流れる、キッチンの配置計画。
キッチンはあえて角度をつけて配置し、リビングと外部空間のどちらにも視線が抜けるように設計。
このわずかな“ひねり”が空間に奥行きと広がり、そして視覚的なつながりをもたらし、
調理中でも家族や景色とのつながりを感じられる、開放的で気持ちの良いキッチン空間が生まれました。
構造と素材、空間の工夫が生み出す、落ち着きと開放感のある暮らし。
自然とつながり、家族とつながる、奥行きのある一邸です。
UA値 0.37
C値 中間 0.1(0.053)