金沢市内の閑静な住宅街に建つ、延床23坪の平屋。
「立地も、コストも、性能も妥協したくない。」
そんなご家族の想いから、この家づくりは始まりました。
選んだのは、間口が狭く、奥へ向かって広がる台形の変形地。
一見すると設計の難しい敷地ですが、その個性を弱点ではなく魅力へと変えることを考えました。
斜めの敷地ラインをあえて間取りに取り込み、視線が奥へと抜けるLDKを計画。
空間に広がりと奥行きを生み出し、23坪という面積を感じさせない開放感を実現しています。
住まいは、最大4人家族が快適に暮らせる間取り。
玄関には趣味を楽しむための広い土間を設け、大容量の壁面収納にはキャンプ用品をたっぷり収納。
アウトドアを日常に取り込める、暮らしを楽しむための空間となりました。
室内は、シックなロックファーの床に、レッドシダーを張ったキッチン天井、そしてウッドワンの木製キッチンを組み合わせ、
木の温もりを感じる落ち着いたインテリアに。素材の表情を活かし、飽きのこない上質な空間に仕上げています。
限られた面積だからこそ、廊下は極力なくし、その分を居室や収納へ。
水回りからランドリー、ファミリークローゼットまでを一直線につなぎ、家事が自然と完結する効率的な動線を実現しました。
一方で、生活感が出やすい水回りはLDKから見えにくい配置とし、いつでもすっきりとした住空間を保てます。
子ども部屋は、将来2部屋へ分けられる設計とし、今は家族みんなで使える広々とした一室に。
お子さまの成長や暮らし方の変化にも柔軟に対応できる住まいです。
敷地条件を理由に諦めるのではなく、その特徴を活かして設計する。
23坪という限られた面積だからこそ、一つひとつの空間に意味を持たせ、暮らしやすさを積み重ねました。
「小さい家だから狭い」のではなく、「小さい家だから心地いい」。
そんな安藤建築事務所らしい住まいが完成しました。
UA値 0.34
C値 中間 0.1(0.119)